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国指定天然記念物「塔の岪(へつり)」へ、いってみ!

国指定天然記念物「塔のへつり」 福島県
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2023年9月に、福島県南会津郡下郷町にある「湯野上温泉郷」の「藤の湯えびす屋」に宿泊したのですが、すぐそばにある国指定天然記念物「塔の岪(へつり)」へ行ってみました。

百万年の歳月をかけて創られた渓谷に吊り橋が架けられていて、対岸に渡ると回廊のようになっている削られた岩肌のトンネルを歩くことができます。

ちなみに「岪(へつり)」とは、地元の言葉で断崖のことだそうで、国の天然記念物に指定されてから80周年だったそうです。

「塔の岪(へつり)」の場所

「塔の岪(へつり)」があるのは、住所だと「福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林5316」の阿賀川沿いにあるのですが、猪苗代湖から南西に約20km、会津若松からも南に約25kmちょっとの山間にあります。

「塔の岪(へつり)」へ向かう道は、国道121号線から向かうのですが、とっても地味な交差点なので見逃してしまいそうな場所でした。

「塔の岪(へつり)」の吊り橋

「塔の岪(へつり)」へ向かう場所は、道路がロータリーになっていて、夕方についたこともあり観光客がほぼ居なかったため、「どこから行くの?」と思うような場所でした。

塔の岪(へつり)

この看板がたくさんあるところの右側から「塔の岪(へつり)」へ行くことができます。

塔の岪(へつり) 案内看板

看板の側面には、「ハチに注意」「岪(へつり)の説明」のほかに、「昔ここは海だった」という手書きの看板がついていました!

塔の岪(へつり) 昔ここは海だった

看板の裏からは、吊り橋に向かう階段が続いていました。

最初の階段を降ると、坂の途中にお土産屋さんとお食事処「へつり」がありましたが、もう夕方なのでしまっていました。

お店の前で折り返すと、さらに下へと続く坂と階段が続きます。

やっと吊り橋が見えてきました。

国指定天然記念物「塔のへつり」

逆を見てみるとこちら側も断崖に作られた階段になっていますが、ちゃんと整備されているので歩きやすい坂と階段でした。

吊り橋の入り口につくと、注意書きが書かれていました。

塔の岪(へつり) 吊り橋

この木橋は、荷重制限がありますので、一度に三十人以上渡橋しないようにご協力をお願い致します。

下郷町

ほとんど観光客は居なかったので人数の問題は無かったものの、ちょっと怖いですよね。。

塔の岪(へつり) 吊り橋

橋をわたり始めると、吊り橋なので多少揺れますが、3歳児でも普通に渡ることができました。

左側には渓谷の下流が見えて、

塔の岪(へつり) 吊り橋からの景色

右側は渓谷の上流ですが、こちら側からは断崖の回廊も見えました。

塔の岪(へつり) 吊り橋からの景色

対岸の到着すると、吊り橋の右下にえぐられた回廊が見えます。

塔の岪(へつり) 吊り橋

吊り橋を振り返るとこんな感じ。

帰りに吊り橋を渡るときに、動画を撮影してみました。


この季節のせいか、虫がいっぱい飛んでた。。

「塔の岪(へつり)」の断崖の回廊

吊り橋から、断崖の回廊へ向かうには、吊り橋を左側に降りて、吊り橋の下をくぐります。

塔の岪(へつり) 吊り橋の下のトンネル

トンネルとくぐると、すぐに回廊になるのですが、右側の断崖側には手すりも柵もありません!

塔の岪(へつり) 断崖の回廊

回廊は、断崖の方に斜めっているので小さい子が歩く時は注意が必要でした。

塔の岪(へつり) 断崖の回廊

回廊を進んでいくと、少し広い場所に到着しますが、相変わらず渓谷の方に地面が傾いているので要注意です!

塔の岪(へつり) 断崖の回廊

少し開けたところには、木の棒と折れた灯籠、お地蔵様?があり、

塔の岪(へつり) 断崖の回廊

木の棒には、「天然記念物 塔之岪・・・」と書かれていました。

さらに先には、岩の裂け目が続いていて、石がたくさん積まれていました。

塔の岪(へつり) 断崖の回廊

ここの先にも回廊が続いているようですが、「通行止」の看板が置かれていて進むことはできませんでした。

対岸には、下ってきた階段と坂が見えます。

通ってきた回廊の方を振り返ると、右側に上へと続く階段がありました。

塔の岪(へつり) 断崖の回廊と虚空蔵尊への階段

「塔の岪(へつり)」の「虚空蔵尊」

階段を見つけると、とりあえず登ろうとする Amie に連れられて、みんなで登ってみました。

この階段、上から見るとこんな感じで結構急勾配で、階段1段の幅が狭いので踏み外さないように注意が必要でした。

階段を登り切ると何やら怪しげな入り口が、岩の割れ目にありました。

入口の上に書かれている文字は「虚空蔵菩薩」となっていて、あとで調べてみたら「虚空菩薩」が祀られていました。

塔の岪(へつり) 虚空蔵尊

木の柵には、いろいろと看板がついていたのですが、達筆すぎて全部読みにくい。

 

塔の岪(へつり) 岩の名前

ちなみにこの看板は、「塔の岪(へつり)」にある岩の名前のことで、下郷町観光協会のサイトには、下のイラストが公開されていました。

出典元:塔のへつり 岩の名前について  |下郷町観光協会

「虚空蔵菩薩」の中に入ってみると、正面は神社のようになっていて、

塔の岪(へつり) 虚空蔵尊の中

左側にも、何やら仏像があったのですが、暗くて写真に写らなかった。。

塔の岪(へつり) 虚空蔵尊の中

帰るには登ってきた階段を下るのですが、渓谷側には巨大な石の部分があり登ってみると、

ちょうど吊り橋の上に行くことができます。

ちょっと分かりにくのですが、赤矢印の部分ですね。

高い場所は苦手なのですが、頑張って岩の先へ行くとこんな感じです。

振り返ると、大きな木の枝が邪魔していて通りにくいです。

もうちょっと頑張って、岩ノ下を撮影してみたのですが、、、写真だと高さが全然感じられないですね。。

水が綺麗で、真夏だったら、高飛び込みができそうな感じでした。

「塔の岪(へつり)」の店舗と駐車場

「塔の岪(へつり)」に到着したのは、土曜日の夕方5時だったのですが、

「塔のへつり」のトイレ

お店はすべて閉まっていて、人の気配もほとんどありませんでした。

このロータリーになっている行き止まり部分までに、踏切を渡ってから林の中に駐車場があるのですが、「塔の岪(へつり)」までは少し距離があるので、一旦ロータリーまで来てしまう方がいいかもです。

「へつりガーデン」

ロータリーの左奥に、「へつりガーデン」というお土産屋・お食事処があるのですが、こちらは店舗を利用すれば駐車場を無料で利用できるそうです。

塔の岪(へつり) へつりガーデン

五晃苑塔のへつり店

公衆トイレのそばには「五晃苑塔のへつり店」という店舗があるのですが、こちらは駐車料金が300円かかるようです。

塔の岪(へつり) 五晃苑塔

店舗に人がいる気配はなかったのですが、駐車料金を入れる箱が置かれていました。。

塔の岪(へつり) 五晃苑塔 駐車場

もうやっていませんでしたが、食べ歩きもできたみたいですね。

「塔の岪(へつり)」のトイレ

ロータリーの入口部分には、

「塔のへつり」のトイレ

「塔のへつり公衆トイレ」もありました。

「塔のへつり」のトイレ

男子トイレはこんな感じで、

「塔のへつり」の男子トイレ

女子トイレはこんな感じ。どちらのトイレの入口にも「野生動物にはエサを与えないでください」って書かれているので、、なにか野生動物がいるんでしょうね。。

「塔のへつり」の女子トイレ

ちなみに男女トイレの間には「ゆったりトイレ」(だれでもトイレ)がありました。

「塔のへつり」のゆったりトイレ

程々にきれいで、買えのトイレットペーパーも置いてありました。

「塔のへつり」のゆったりトイレ

オムツ替えシートも見てみたら、きれいなのでちゃんと使うことができました。

「塔のへつり」のゆったりトイレ

国指定天然記念物「塔の岪(へつり)」へ、いってみ! のまとめ

宿泊した「藤の湯えびす屋」のそばにあった国指定天然記念物「塔の岪(へつり)」へ行ってみたのですが、夕方で人の気配がないぐらい空いていたので駐車料金もかからず、なかなか見かけない吊り橋を楽しむことができました。

ちなみに、、渓谷なのですが、すっごく暑かった!

水が流れているわけではなく、溜まっている場所だからなのか、ぜんぜん風がなくて湿度が高く、ミストサウナにいるような感じ。。

 

隣駅の「湯野上温泉駅」は、全国唯一『茅葺(かやぶき)』の駅舎だったきれいな場所で、無料足湯もあったので、ついでにいってみると楽しいですよ!

参考にしたサイト

塔のへつり | おいでよ!南会津。
下郷町観光協会
いで湯と渓谷の里、下郷町の観光ホームページ
塔の岪(とうのへつり)|国指定天然記念物 | ぐるっと会津
百万年の歳月をかけて浸食と風化を繰り返した渓谷、塔のへつり。自然の造形美を堪能できる人気の観光スポットです。1943年、国の天然記念物に指定。

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