もう2015年ももう半分過ぎましたね。あっという間だ!
ということで、奥がグノシーを見てたらちょうど1年の半年が終わる6月30日に「半年分の罪穢れを祓い落として、清浄な心身へ立ち返るという意味」の夏越大祓(なごしおおはらえ)という祭事があることを知りました。
近くの神社を調べてみたら、座間市にある「鈴鹿明神社」で行われていることがわかり、大急ぎで参加してみることにしました。
大祓とは?!
そもそも夏越大祓(なごしおおはらえ)の「大祓」って知ってますか?僕は今回知ることとなりました。ウィキペディアによると
民間では、毎年の犯した罪や穢れを除き去るための除災行事として定着した。6月のものを「夏越の祓」、「名越の祓」(なごしのはらえ)または「夏祓」「夏越神事」「六月祓」などとも呼ばれ、12月のものを「年越の祓」と呼んでいる。
<中略>
夏に挙行される意味として、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌の繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年を疫病を予防して健康に過ごすようにする意味があったのではと考えられている。またこの時期は多くの地域で梅雨の時期にあたり、祭礼が終わると梅雨明けから猛暑と旱(ひでり)を迎えることになるが、この過酷な時期を乗り越えるための戒めでもあった。
ーwikipedia 「大祓」
ということのようです。半年間の穢れを落として、後半も頑張りましょうッて感じですかね。僕らとしては、出産予定日まであと少しだったので、いいタイミングだったっすね。
ちなみに、大祓では「茅の輪潜り」もしたのですが、夏越し大祓と同時に行う神社が多いようです。ちなみに「茅の輪潜り」も先ほどのウィキに出てました。
夏越の祓では多くの神社で「茅の輪潜り(ちのわくぐり)」が行われる。参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直系数 m ほどの輪を建て、ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものである。かつては茅の輪の小さいものを腰につけたり首にかけたとされる。
ーwikipedia 「大祓」
今回、参拝した鈴鹿明神社のサイトだと、茅の輪の所以を説明してくれてました。
茅の輪神事とは、神代の昔、素戔鳴尊(すさのをのみこと)様が、大勢の神々等と日本国土に住まいする人等の平和と産業の発展のため諸国を視察していたとき、ある貧しい一軒の家で(蘇民将来と云う人)一夜の暖かい待遇を受けられたことを大変感謝され「もしこの世の中に疫病(悪い病気)が流行したらチカヤをもって輪を作り腰の上に掛ければ必ず一切の悪疫から免れることが出来る」とお教え下さった。と備後風土記に記されています。この故事にならって、茅の輪の信仰が広まり現在では鳥居などに輪を作り、くぐることによって悪疫から免れると云う教えが伝わっています。
ー鈴鹿明神社 Q&A「大祓、茅の輪神事について教えて下さい。」
ちなみに、鈴鹿明神社のQ&Aページには、「神社参拝の仕方」とか「玉串奉奠の作法」などが記載されているので、ちょっと勉強になりましたwww
夏越大祓(なごしおおはらえ)祭 @座間 鈴鹿明神社
鈴鹿明神社では、15時から夏越大祓(なごしおおはらえ)祭が執り行われるとの事だったのですが、到着したのは15時15分。
入り口には「平成二十七年 夏越大祓式」の看板もでていました。
境内に入ると奥の方に沢山の人が見えたのですが、
ちゃんと手水舎にて、心身を清めて行きます。
この日は人が多かったせいか、手を拭く紙が準備されていました。
本殿の前にいくと100人以上の参拝者がいました。すでに「夏越大祓」始まっています。
大祓用の形代(人形)が入った包み紙
写真の手間に写っている台に、大祓用の形代(人形)が入った包み紙がありました。
僕らが遅れてきて、先に奥が一番後ろの方に並んでいたら、神社の方が渡してくれたそうです。
空に向けて透かしてみたらこんな感じで、形代(人形)うっすら見えました。
ってな感じで、包み紙を見ていたら包みを開けて、お祓いをする流れになりました!
包みを開けると形代(人形)と、紙吹雪のような感じの四角い紙が数十枚と、切麻(細かい乾燥した葉っぱのようなもの)が入っていました。
四角い紙と切麻は、身を清めるために自分に向けて撒いて、形代(人形)で体の調子の悪いところを撫でて最後に息を吹きかけます。
こうすることで、穢れとかを形代に遷すようです。
いろいろ気になったので、全身をまんべんなく撫でて形代を包みに戻したら、神職の方が全員の形代を集めてお祓いしてくれます。
茅の輪潜り
お祓いが終わると参加者全員で「茅の輪潜り」が始まりました!
動画でも撮影したのですが、結構参加者がいたようで若干渋滞気味でした。
僕らのすぐ前に小さい子がいたのですが、「茅の輪」が結構大きいのでくぐるのが大変そうで可愛かったです(笑)
鈴鹿明神社の茅の輪のそばには看板があって、「大祓神事」と「茅の輪の由来」「輪のくぐり方」が説明がされていました!
茅の輪のくぐり方は、「正面より左にくぐり右・左と8の字形にくぐる」とのことですね。昔は、輪をくぐる時に歌を歌っていたんですねぇ〜。
祈願祭
茅の輪を全員で3回くぐったら、殿内で「祈願祭」が行われました。
「玉串奉奠」や「宮司祝詞奏上」という感じで、よく神社であるような事があったのですが、「四方祓の儀」というのがありました。
北(玄武) 西(白虎) 南(朱雀) 東(青龍)の全方位(四神)に、神職の方が「ふぁさ〜、ふぁさ〜」とやって四方から降りかかる悪災を鎮めるということでした。でも、四神って聞くとゲームっぽいですね。
京都祇園 八坂神社の「粽(ちまき)」
神事が全て終わると最後に、御神酒と「粽(ちまき)」を頂きました。
最初に「ちまき」って聞いた時には食べるものの方を想像していたのですが、実際手にして見てみると全然違いました。
これをどうするのかわからなかったので、神職の方に聞いてみたら「玄関など人の出入りするところに飾っておく」とのことでした。
茅の輪と同じ素材で作られているので、外からくる災(病気などの災厄や疫病神)が家の中に入らないようにして、家の中から外にでるときは綺麗になってから出ていくってことでした。つまり、家の玄関に茅の輪があるのと同じようなことのようです。
せっかくなのでもう少し詳しく調べてみたのですが、チカヤという葉で作られているそうです。チカヤの由来としては、
「昔『蘇民将来(そみんしょうらい)』という人が、諸国を視察していた『素戔鳴尊(すさのをのみこと)』という神様に宿を貸して親切にもてなしたところ、チカヤで疫病を避ける方法を授かった」というのが元だそうです。
なので、粽には「蘇民将来子孫也」と書かれた紙が付いているのですが、これは「蘇民将来の子孫なので病気や災いから護って下さい」っていう意味が込められているとのことでした。
鈴鹿明神社の粽(ちまき)が京都祇園の八坂神社のものであるのは、ご祭神が同じという御縁だそうですが、毎年八坂神社から頂いているそうで数量に限りがあるみたいですね。いただくときには、「1家庭1つでお願いします」って言ってました。ちなみに、神社によるようなのですが1本500円〜1,000円で販売されているところもあるようですが、今回は無料でいただくことが出来ました!!
鈴鹿名神社の御朱印
夏越し大祓が終わり、粽もいただいたので帰りに御朱印をいただきました!
最近忘れていたのですが、御朱印と本殿とのセット写真です!
鈴鹿名神社の御神輿
御朱印をいただくのを待っている間に境内を見ていたら、立派な神輿殿があり神輿のポスターも発見しました!
神輿ブログも運営している、神輿が大好物の僕としては外せないところですね。
神輿殿の中には、3基も神輿がありました!
また、社務所の中にも2基!!
鈴鹿名神社の例大祭神輿は、毎年8月1日に行われるそうですね。しかも宮出しが11時で宮入が21時30分っていうながぁ〜い神輿ですね。どっこい神輿のようなのですがせっかく近いので参加してみたいですね!!
神社の鐘を鳴らす
最後に境内には鐘があったのですが
「立入禁止」とか書いてなかったので、神職の方に聞いてみたら「鳴らしていいですよ!」ってことだったので、もういつぶりに鐘を鳴らすのか覚えていないのですが、気持よく鳴らしました!(最初は気合入れすぎてやっちゃってますが(笑))
夏越大祓(なごしおおはらえ)祭に、いってみ!@座間 鈴鹿明神社の、まとめ
2015年に初めて「大祓」という言葉を知って、鈴鹿名神社の夏越し大祓に参加してきましたが、やっぱり日本の伝統的な神事っていうのはなんかいいです。ただ、そこの地元に長くいても気づかないことがあるっていうのはもったいないですね。
今後もそうなのですが、あまり人に知られていない場所や事も掲載できるようにしていきたいですね。
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