鎌倉にある長谷寺に写経を体験しに、いってみました。というのも、僕のターニングポイントって言うことがあって、以前から気になっている写経をしてみよう!って思ったのが発端です。
ネットで写経と調べてみたらいろいろと出てくるのですが、近場でお寺があるのは「鎌倉」だろうってことで調べていたら、長谷寺で写経をやっていました。しかも曜日に関係なく9時から15時で、写経・写仏が一部1000円と書いてあったので、前の日に思いついて、すぐに行ってみることにしました!
鎌倉 長谷寺に向かう
長谷寺は、江ノ電の長谷駅が最寄駅になります。久々に鎌倉方面に行ったのですが、小田急線でいく場合は「江ノ島・鎌倉フリーパス」っていうのがあるのでそれを買うのがオススメです。
江ノ島・鎌倉フリーパス
江ノ電全駅と小田急線の藤沢から片瀬江ノ島間は乗り放題な上に、切符を購入した駅までの往復分が含まれているのに、ちょっと安く買うことができちゃいます。目的地にいくだけでも安くなっているのに、江ノ電で乗ったり降りたり観光する分は、フリーパスになるので完全にお得になります。
自動販売機ですぐに買えちゃうのもとっても便利です!
長谷駅から長谷寺へ
長谷駅は、鎌倉の大仏がある高徳院も同じ駅なので、メッチャ人が降りるのであまり迷うことはないかもですね。ちなみに江ノ電は単線なのですが長谷駅は上りと下りの駅がちゃんとあります。
藤沢から長谷駅に向かうと降りたホーム側が長谷寺と高徳院の方向になります。駅の看板を見るとこんな感じ。
改札を出ると周辺案内の地図があるので分かりやすいです。
周辺案内板の左側を通り、長谷寺に向かっていきます。意外と歩道は狭くて観光客が結構いるのでちょっと歩きにくいです。
振り返るとちょうど江ノ電が走って行きました! 江ノ電の向こう側は少しいくとすぐに由比ヶ浜海岸です。
2,3分歩くと左側の歩道に看板が出ていました。
長谷寺も高徳院(鎌倉大仏)もこの前にあるので、間違っていないですね!
両サイドにあるおみやげ屋さんを見ながら5分ぐらい歩くと、交差点に信号があるのですがそこに「長谷寺」への案内が出ています!
案内板に従ってここを左ですね。 ・・にしても、3つも案内が出てましたね。よっぽど間違える人が多かったんですかね。
交差点を左に曲がって、ちょっといくとまた大きな看板があります(笑)
ここの道が結構狭いのですが、はとバスが通って行きました! 鎌倉バスツアーだと直接乗り付けるようですね。
交差点を曲がってほんの数分で、長谷寺に到着です! たぶんちゃかちゃか歩いてくれば、駅から5分ちょっとで着きますね。
駐車場に関して
長谷寺の入り口には、長谷寺参拝専用の駐車場がありました。
次回のために料金の写真も撮ったのですが、夏期3/1〜9/30は、8時から17時まで開いていて普通車は30分毎に300円でした。
ちなみに、駅から歩いて来る時に駐車場を見かけたのですが、そこは平日昼間(8時から22時)の上限が1000円でした。ただ、土日は30分250円ですね。
長谷寺に入る
長谷寺で写経をするためには、長谷寺の拝観料を支払って境内に入ってから写経の受付をする必要があります。
長谷寺の拝観料
入口のそばに拝観料の立て札がありました。大人300円、子供(小学生)100円。ペットの入山は禁止で出口の閉門は17:30とのことです。
拝観料は、窓口で購入するか券売機を使います。
券売機だとSuica,PASMO,nimocaなどなどが使えるなんか新しそうな券売機がありましたww
僕らは券売機で拝観料を支払って長谷寺に入山します!
入山する前に、境内図を撮影していたのですが、写経するのは入山して一番右にある書院です。
長谷寺で写経する
少し進むとすぐに写経会場がありました。
門をくぐるとすごくきれいな庭が作られていて枯山水のようになっていました。
写経の受付をする
庭の先にある書院に入ると玄関があって、受付があります。
堂内の撮影は禁止だったのですが、受付周りはまだ大丈夫との事だったのですが、、、、ちょっとずつ撮り忘れてました。。
写経は3つのタイプ(般若心経・延命十句観音経・写仏)から選ぶことが出来ました。料金(費用)は、どれも1000円でした。僕がやってみたかったのは、漢字をいっぱい書くやつだったので般若心経を選択しました。般若心経は初心者で1時間半から2時間かかるとのことでした。
それぞれの写経用紙や内観の写真は、長谷寺の写経・写仏ページに掲載されていたので、確認してみてください。
写経用紙を選択したら、まず「塗香(ずこう)」という粉で両手を清めます。
片手の上に少し乗せてくれるので、両手の手のひらで少しこすったら、手の甲にも塗ります。まぁ〜ハンドクリームを使うときの要領ですね。
これで準備ができたら、写経会場に入って写経を始めるのですが、
このまま中に入ると写真は取れないので、受け取ったものや説明書を確認です。
写経の作法とかを確認
写経用紙の束と一緒に「写経 写仏をなさる方へ」という案内をくれます。
「写経 写仏をなさる方へ」の内容をざっくりまとめると
- 写経前にお参りをしてね
- 薄い文字の上をなぞって、願いを書いてね
- 用具(筆、筆ペン、ボールペン、鉛筆)は自由に使えるけど、ちゃんと戻してね
- 写経が終わったら、会場仏前か観音堂に奉納してね
- 16時までに終わらなかったら、持って帰って郵送か持ってきてね
- 写経したものは11/18に清めて、経蔵に保存しておくね
ということでした。
また写経用紙の束の方には、
写経用紙と
写経用紙の包み紙
そして、次回参拝する時に使えるご招待券が入ってました(笑) 次回は拝観料が要らなくなります!
写経の作法
「写経 写仏をなさる方へ」とは違い、もっと全体的なところから記載されていました。まず、室内を浄めるというところからですね。
ただ、長谷寺に来ているので大事なところからいくと、道具を準備して、写経前には「三礼」、写経、祈念、終わってからも「三礼」というところでしょうか。
あっ!!道具の準備なのですが、今回は硯(すずり)で墨をすって筆で写経をしたのですが、写経会場の一番前に準備されている小さなスプーンが入った水差しで、般若心経だと3杯、延命十句観音経だと1杯入れて墨をするとのことです。
硯に入れた感じだとかなり少なく感じるのですが、全然十分でした!
写経が完了
結果で言うと、僕は2時間、あみは1時間半かかりました。思っていたより時間がかかっているのですが、僕の感覚だともうそんなに時間が経ったか〜ってかんじでした。
ぱっと見はそんなに変わらないかと思います。
ただ、二人してびっくりしたのは、薄い文字があるところは自分がすごくうまくかけていると感じるのですが、一番左に願意と自分の名前を書くときに「あわわぁ〜」ってなります。やっぱり慣れていないと、筆で文字を書くのは難しいです。
写経が納められる経蔵の輪蔵(りんぞう)
写経したものはあじさい道のそばにある経蔵に収められます。
写経のあとに見てきたのですが、とても大きな回る蔵(上の写真)に入れられます。
建物内には「写経」の説明もありました。 ちょうどこの説明の上下の部分にある黄色っぽい部分は綺麗に納められた写経の束ですね。
ちなみに、18基あるマニ車も回してきました。マニ車の上下の棚に入っているのも全て写経のようでした!
鎌倉 長谷寺で写経を体験しに、いってみ! まとめ
今回は僕が写経をしてみたくなって鎌倉の長谷寺まで来ました。初めてやってみてかなり良かったです。元々、習字は小学校から中学までやっていたのですが、没頭(集中)することで普段では感じれないような感覚になるんですよね。僕の中では、野球でバッターボックスに入った時に周りの音がなくなるような感覚に近いです。
とても静かな環境で、1つのことに集中するにはもってこいの感じですね。以前、座禅もしてみたのですが似た感覚もあります。また、今回は金曜日に長谷寺を訪れたせいか、写経する人もそこまで多くなく一番多かった時でも6,7人しかいませんでした。
写経が終わってから受付の方と少し離す機会があったのですが、2年前に今の新しい書院になってからは、奥まったこともあって観光客にガッツリ見られることもないし、会場内で騒ぐ人もいなくなったのですごくいい環境になっているそうです。
また、今回あみは僕に連れられてきたのですが、願意に「安産祈願」と記入したのでその話をしたら、安産祈願と違って写経は自らが時間を書けて願いを込めて行うからとてもいいことですよ!って言っていました。
お参りに行ったり祈願するのは、どちらかと言うと仏様に「あとはよろしく!!」という感じのニュアンスだけど。写経はこれだけやった願ったから「お願いします!!」っていうニュアンスになるようです。初めて聞いたのですが、妙に納得出来ました!!
あと、願いがかなったら「成願奉謝(じょうがんほうしゃ)」に来るのもいいですよってことでした。「心願成就・家内安全・商売繁盛・・・」のような事前のものだけじゃなく、叶った後にもお礼をするっていうことも初めて知りましたね。
今回は、いきなり思い立って長谷寺で写経をしてみたのですが、いろいろなものが収穫できたし今後のこともいい方向に進みそうです!!
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