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全国唯一『茅葺(かやぶき)』の駅舎だった【湯野上温泉駅】にいってみ! 無料足湯もあったよ!

湯野上温泉駅 茅葺きの駅舎 福島県
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会津若松に Amie の友達の出産祝いのため行く予定で、前乗りして福島県南会津郡下郷町にある「湯野上温泉」で1泊したのですが、最寄り駅の「湯野上温泉駅」は、無料の足湯があり、全国唯一『茅葺(かやぶき)』の駅舎だったそうです!

湯野上温泉駅 駅舎と親子地蔵尊の湯

下郷町の街並みは、いわゆるシャッター商店街のようになっていたのですが、「湯野上温泉駅」だけ雰囲気が違いました(笑)

すごくいい場所だったので、近くを通ったらぜひ寄ってみてくださいな!

湯野上温泉駅

宿泊した「藤の湯 えびす屋」から、会津若松に向かって国道121号線を走っていこうとしたら、「なんかおしゃれな建物がある!!」という Amie の声で、Uターンして戻ってみたら、茅葺屋根の建物がありました。

湯野上温泉駅 茅葺きの駅舎

駅の場所

湯野上温泉駅は、会津若松の南側にある街で、阿賀川の渓谷にある街でした。

東北自動車道「白河IC」から北西に向かうのですが、全長約4.3kmある甲子トンネルを抜けていく必要がありました。

湯野上温泉駅の駅舎など

駅舎の左側には、駐車場があったのですが、そちらから駅舎をみるとこんな感じで、端に足湯がありました。

湯野上温泉駅 駅舎と親子地蔵尊の湯

駅舎と足湯の間には、時計台があったのですが、時計の下に扉があったのでなにかと思ったら、

湯野上温泉駅 時計台

「御着替処(おきがえどころ)」になっていました。昔は電話ボックスだったのかなという感じでした。

湯野上温泉駅 御着替処

すぐ横には「下郷町観光案内マップ」がありました。

湯野上温泉駅 下郷町観光案内マップ

駅舎内の売店と休憩所

湯野上温泉駅の駅舎内に入ると、

湯野上温泉駅 駅名板

一番奥に改札がありました。もちろん自動改札ではなく、昔ながらの改札です。

湯野上温泉駅 改札

改札にはチェーンがしてあり、駅構内に入る際には入場券が必要ということでした。

湯野上温泉駅 駅構内の注意書き

ただ、チェーンを超えなくてもホームをみることができて、左側がこんな感じで、

湯野上温泉駅 ホーム

右側には、駅舎の壁にカゴがかかっていました。

湯野上温泉駅 ホーム

駅舎内に振り返ると、右側に囲炉裏があり休憩所のようになっていました。

湯野上温泉駅 休憩所

囲炉裏には薪がくべられていましたが、さすがに暑い夏の朝なので火はついていません。

湯野上温泉駅 休憩所の囲炉裏

囲炉裏の隣にも、イスとテーブルがあったのですが、

湯野上温泉駅 休憩所

テーブルでは、下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)と、小茄子やピーマンが売っていました。

湯野上温泉駅 下郷名物しんごろう

ここで振り返る(駅舎入って右側)と観光案内所とお土産屋さんがありました。

湯野上温泉駅 駅舎内の売店

奥の方まで、結構色々なお土産が売られていました。

湯野上温泉駅 駅舎内の売店

せっかくなので、下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)を購入してみました!

湯野上温泉駅 駅舎内の売店

下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)

「しんごろう」は、帰宅してからレンチンして食べてみました。

下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)

ちなみに「しんごろう」の由来を調べてみました。

しんごろうは南会津町と下郷町に伝わる郷土料理の一つで、うるち米を半つきにして団子状にしたものを竹串にさし、甘めの味噌にじゅうねん(エゴマ)を混ぜ合わせたじゅうねん味噌を塗り、炭火で焼いたものです。

秋の収穫期に豊作の喜びと感謝、そして苦労をねぎらうために作られ、隣近所や親戚が集まる場でふるまわれました。

しんごろうの名の由来

この食べ物をなぜ「しんごろう」というかは諸説あります。代表的な説が、昔しんごろうという百姓が住んでおり、大変貧しく、秋の祭りやお供えに使うもち米もなかった。そこでありあわせのうるち米を炊き、餅のようにつぶして丸め、たまたま家にあったじゅうねん味噌をつけて食べたところ大変美味であった。やがて地域に広がり、その名を取って「しんごろう」と呼ばれるようになったというものです。

この説の真意は定かではありませんが、南会津地方は寒冷地であり、水田も規模が小さく、もち米の確保は容易ではありませんでした。そこでくず米などを加工して餅の代わりとしていたようです。

引用元しんごろう |下郷町役場

味噌にエゴマを混ぜ合わせた「じゅうねん味噌」を塗ってあるということで、黒いつぶつぶがありました。

下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)の見た目

食べてみると、甘じょっぱい「おはぎ」のような感じでした。

下郷名物の「しんごろうミニ」(200円)の断面

湯野上温泉駅の親子地蔵尊の湯

駅舎の横には、親子地蔵尊の湯(足湯)があります。

湯野上温泉駅 駅舎と親子地蔵尊の湯

屋根の下に、十字形の足湯があって、奥の壁のところにお地蔵様がいらっしゃいます。

湯野上温泉駅 親子地蔵尊の湯

お湯はきれいで、ちょっと熱めでした。

湯野上温泉駅 親子地蔵尊の湯

足湯の先には、駐車場が広がっていました。

湯野上温泉駅 駐車場

湯野上温泉駅の営業時間は、8:30~17:00 となっていて、毎週水曜日の10時~は掃除となっているので、午後の3時頃からは足湯に浸かれるそうです。

 

茅葺(かやぶき)屋根の駅舎

以前は、茅葺屋根の駅舎は「湯野上温泉駅」だけだったそうですが、他にもあるようなので調べてみたら、大分県のJR久大本線「豊後中村(ぶんごなかむら)駅」が平成22年5月の改築で茅葺屋根の駅舎になったそうです。

全国唯一『茅葺(かやぶき)』の駅舎だった【湯野上温泉駅】にいってみ! 無料足湯もあったよ! のまとめ

たまたま近くに宿泊して、偶然見つけた「湯野上温泉駅」ですが、日本に2つしかない結構レアな茅葺屋根の駅舎がある建物でした。

足湯は冬なら楽しめそうですが、夏の朝から入ってしまったら、ずっと汗が引かなくて大変なことになりそうだったので控えてしまいました。

もし冬に行くことがあれば、のんびりゆったり楽しんでみたいですね。

湯野上温泉駅 顔はめパネル

「湯野上温泉駅」の隣の駅に「塔のへつり駅」があるのですが、渓谷の吊り橋を渡ることができるので、一緒に観光するのがおすすめですよ!

ただ、渓谷なのに風があまりなかったため、すごく蒸し暑かったなぁ〜。

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